日本鋳造株式会社
NCベースP

基礎柱型の詳細設計例

設計ハンドブックに型式に応じた設計例を多数用意しています。設計にお役立てください。

共通基本事項

  • フープ筋量およびスターラップ形状の補強筋量は、RC柱型で立上筋のフックなしの場合の詳細設計例です。

設計例のフープ筋量

NCベースPの最大の曲げ耐力を、仮定した柱の中立点高さで除した、想定せん弾力により計算

第1スタラップ筋(スターラップ形状の補強筋)位置

RC柱型端

スターラップ形状の補強筋端部位置

基礎梁の仮想的なコーン状破壊面位置近辺まで

フープ筋は、柱脚部の設計応力で設計することが可能ですので、過剰な鉄筋量になっている場合があります。
  • 圧縮側領域は、耐力図中の実績より上側の領域でNCベースの曲げ耐力をカバーし、引張側領域では、NCベースの全引張力まで曲げ耐力をカバーしています。
  • 鉄筋の材質は、D13,D16がSD295 / D19,D22,D25がSD345 / D29がSD390 としています。
重要
  1. 反曲点高さの設計値が欄外の値より小さい場合、フープ筋量が不足することありますので、別途検討ください。
  2. 基礎梁としての必要な大きさ、主筋量、スターラップ筋量は別途検討ください。
  3. RC柱型に立上り筋がある場合については、RC規準に従って設計してください。

圧縮・引張領域

圧縮領域
引張領域

参考例[□-500×500用、アンカーボルト8本タイプ <立上筋フックなし>]

サイズ

NCベース型式 D
(mm)
d1
(mm)
d2
(mm)
t
(mm)
L
(mm)
i
(mm)
Hc
(mm)
PK-500-8C-30 699 614 460 16 600 134 791
PK-500-8C-36 699 614 460 19 720 151 914
PK-500-8S-42 726 626 448 22 840 166 1037
PK-500-8M-48 765 650 436 25 960 177 1160
PK-500-8X-56 800 663 424 28 1120 196 1323

グラウト厚:50mm

材料対応表

NCベース
型式
RC柱型 基礎梁
柱径
b
(mm)
圧縮側領域 引張側領域
立上げ筋 フープ
立上げ筋 フープ
スタラップ形状の
補強筋※
中柱 側柱 隅柱 中柱 側柱 隅柱 本数、
径、
ピッチ
コーン
破壊面
有効
列数
PK-500-8C-30 900 12-D22 16-D22 16-D22 D13
@141
16-D22 20-D22 20-D22 D13
@141
D13
@300
2
PK-500-8C-36 900 8-D25 12-D25 16-D25 D13
@105
16-D25 16-D25 24-D25 D13
@105
D13
@100
3
PK-500-8S-42 950 8-D25 12-D25 20-D25 D13
@85
20-D25 24-D25 32-D25 D13
@110
D13
@100
6
PK-500-8M-48 1000 20-D25 20-D25 24-D25 D16
@105
32-D25 36-D25 40-D25 D16
@100
D13
@300
3
PK-500-8X-56 1050 20-D25 20-D25 32-D25 D16
@75
40-D25 44-D25 52-D25 D16
@90
D13
@125
7

※立上げ筋の端部は、基本的にはフック無しとしています。